頼れないから、たどり着いた。猫と人間の、健康と暮らしのハック。

余裕がないときは、食事の管理どころではない。ケトン体質をやめて分かったこと

コロナ禍のころ、わたしはケトン体質でした。糖質をかなり減らして、脂肪をエネルギーにして動く体です。いまは、やめています。この記事では、続けるのが大変だったこと、やめたきっかけ、そしていま続けている食事をまとめます。

ケトン体質だったころ

きっかけは、長く読んでいる高城剛さんのメルマガです。そこでケトン体のことを知りました。

そのころ、高城さんが関わっていた健康プログラムにも入っていました。いまの「8weeks.ai」の前にあったものです。半年ほど続けて、関係する病院へ検査を受けにも行きました。その中で、自分でもケトン体質を試してみた、という流れです。

ケトン体は、糖質が足りないときに、体が脂肪を分解して作るエネルギー源です。ふだんの体は糖質を使って動いていますが、糖質をぐっと減らすと、脂肪から作ったケトン体で動くようになります。この状態が、ケトン体質(ケトジェニック)。

ケトン体が出ているかどうかは、尿で調べる試験紙で確かめられます。わたしも、実際にその状態になっていました。続いたのは、1から2か月ほどです。

続けるのが、とても大変だった

大変だったのは、糖質が思った以上に、いろいろなものに入っていることです。

お米やパンのように、分かりやすいものだけではありません。根菜にも入っています。それどころか、ドレッシングにまで。

体質にもよると思いますが、わたしの場合は、そういうものを少しとりすぎただけで、すぐにケトン体質から抜けてしまいました。毎日、口に入れるものすべてに気を配る必要があります。その状態を保つ管理は、とても大変でした。

それに、いつもケトン体質でいることがいい状態だとも、わたしは思っていません。

やめたきっかけは、猫の病気

やめたのは、飼っていた猫が病気になったときです。

猫のことで手いっぱいになり、自分の食事まで管理できなくなりました。簡単に食べられるものばかり、食べるようになっていきました。カップ麺や冷凍食品など、簡単に食べられるものは、糖質の多いものがほとんどです。

入っていた健康プログラムも、このときにやめています。月に3万円ほどかかっていました。猫の闘病にはお金がかかります。この先いくらかかるのかも、分かりませんでした。

内容を考えれば、3万円でも納得のいく金額でした。プログラムに問題があったわけではありません。ただ、そのときのわたしは、自分のためにお金を使えなかった。お金のことで、猫に治療を受けさせてあげられない。それだけは避けたかったからです。わたしには、続けられませんでした。

その猫は、亡くなりました。闘病のあいだも、亡くしたあとも、しばらく食事は乱れたままでした。一度乱れた食事を立て直すのは、なかなか大変です。

それでも、少しずつそのことを受け入れられるようになり、自分の健康にも、また向き合えるようになってきました。食事も、ようやく少し整ってきたところです。

余裕がないときは、食事の管理どころではない。これは、身をもって知りました。

自分の健康より、優先したいものがある。そういう時期があるのは、当然のことだと思います。そして、自分の健康にしっかり向き合えるのは、幸せなことなんだとも気づきました。

だからいまは、厳しいやり方ではなく、余裕がない日でも続けられる形を選んでいます。余裕がない時期は、やることを1つにしぼる。できない自分を責めるのではなく、だれかに頼ることも大事だと思っています。

いまの食事

いまはケトン体質ではありません。ただ、炭水化物にはふつうに気をつけています。

  • 朝:発芽玄米を100gほどと、たんぱく質
  • 夜:野菜が中心。お米や麺類のような、炭水化物だけのものはとらない
  • 間食:ナッツ。味気なく感じるときは、トリュフ味など、市販のおいしいものを選ぶ

以前は、自分の体質を知るために、フリースタイルリブレをつけていた時期もあります。何を食べると血糖値が上がるのかを実際に見ながら、自分に合う食事を探しました。

何か食べたくなったときに、していること

甘いものや、すぐ食べられるものに手が伸びるとき。そういうときは、たんぱく質が足りていないことが多いです。

シドニー大学の研究では、体はたんぱく質を強く求めるので、足りないと、ほかのものを食べすぎてしまうそうです。朝にたんぱく質をしっかりとった人は、そのあとに食べる量が減った、とも。

わたしの実感では、油が足りないときも同じです。だから、まずそこを補ってあげます。気持ちからくる空腹と、血糖値からくる空腹。この2つを、先になくしておく考え方です。

朝に、たんぱく質をとる

これだけでも、だいぶ違います。朝にたんぱく質が入っていると、日中の「何か食べたい」が減ります。

むずかしく考えなくて大丈夫です。ゆで卵のように、取り入れやすいものからで十分。わたしはプロテインも飲んでいます。

プロテインは、ブランドにはこだわっていません。見ているのは、たんぱく質の割合です。70〜80%のものを選んでいます。90%台のものは値段が高いので、コスパを考えて、このあたりにしています。

おなかがすいているときに、スーパーへ行かない

空腹のまま買い物をすると、すぐ食べられるものばかりかごに入れてしまいます。買い物は、何か食べてから。

おにぎりや菓子パンだけの日は、たんぱく質を1つ足す

昼がコンビニのおにぎりや菓子パンだけ、という日は、ゆで卵やサラダチキンを1つ足します。それだけで、食後のだるさや、夕方の空腹が少し落ち着きます。

注意点

  • 厳しい糖質制限やケトジェニックは、リスクのある方法です。 信頼できる医師の管理のもとで行うか、少なくとも自分の健康状態をよく知ったうえで試してください。
  • 余裕がないときに、無理をしないでください。 平日は我慢して週末に崩れる、という形になりがちです。
  • 合う食事は、人それぞれです。 持病のある方は、医師に相談してください。

わたしが実践していること

ケトン体質だった時期がありますが、保つ管理はとても大変でした。いまはケトン体質ではありません。朝は発芽玄米とたんぱく質、夜は野菜が中心で、お米や麺類はとりません。間食はナッツです。朝にゆで卵やプロテインでたんぱく質をとり、おなかがすいたままスーパーへ行かないようにしています。完璧にはできませんが、余裕がない日でも続けられる形を選んでいます。

自分の生活に当てはめて考えたいときは、生活改善コンサルティングで一緒に整理することもできます。

まとめ

ケトン体質は、続けられる人にはいい方法だと思います。ただ、わたしには、余裕がないときに続けられるものではありませんでした。

また機会があれば、ケトン体質を目指してみたいとも思っています。ただ、これは自己責任でやることです。無理をしてケトン体質を目指すことは、すすめません。

大事なのは、ケトン体を出すことそのものではなく、糖質だけに頼りすぎないこと。そして、たんぱく質を足して、「何か食べたい」を先に減らしておくことです。

まずは明日の朝、たんぱく質を1つ足してみてください。ゆで卵でも、プロテインでも。そこからで十分です。

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